競馬新聞のここを読む
・競馬新聞紙って
競馬新聞を見ると、出走場の過去の成績、レース展開、位置取り、血統、調教の様子、専門家の助言、看板予想家独特の見解やコラム記事などの予想に必要な情報を十分に得ることができます。 競馬新聞は、16紙面に36レース分の豊富なデータを詰め込み情報は暗号化されています。この暗号を解読するときは、自分が秘密情報部員になったような気がして、それはそれは楽しいものです。
勝ち馬を予想するのに豊富な情報を、競馬新聞から得ることができますが、データがどの馬券を買ったらいいかを簡潔に教えてくれるわけではありません。データはあくまでデータであって、同じデータを使って予想するにしても、その使い方によってはまったく違った結果が出ることもあります。
また、データの読み方が不十分だったり、読み方を失敗すると、せっかくとれる馬券もとり逃してしまうことも一度や二度ではありませんね。そんな失敗を繰り返さないように、競馬新聞の情報を正しく読み取り、効率よく分析することが重要になってきます。それにはまず読みかたの基本をきっちり身につけること。 データを材料に勝ち馬を推理していく楽しさを満喫するのは自分なのですから、楽しい週末を送るためにも、しっかりとお勉強!今週末はあなただけの劇走馬が待っているよ。
・競馬新聞あれこれ
競馬新聞には、東西の専門紙とスポーツ新聞があります。予想といえば、双眼鏡、赤ペンと競馬新聞というイメージが強かったですが、最近はJRA-VANや競馬道On
lineなどからファイルをダウンロードしてパソコンで予想する電脳競馬ファンも多くなり、鉄火場のイメージ同様に段々と薄れてきました。
関東地区で発売される専門紙をあいうえお順でならべると、1馬、馬三郎、馬、勝馬、ケイシュウNEWS、競馬エイト、競馬研究、競馬ブック、競友、ダービーニュース、日刊競馬などが発行されています。このうち今は休刊になっているものあります。
関西地区では、馬、馬三郎、競馬エイト、競馬キンキ、競馬ダービー競馬日本、競馬ニュース、競馬ファン、競馬ブック等です。
競馬新聞は、レース前日の午後にはいっせいに店頭に並ぶので、競馬場、場外馬券売り場、駅の売店、コンビニ等で、専門紙400円〜410円とスポーツ新聞120円〜130円台で簡単に購入できます。
それぞれの特徴を簡単にまとめると
専門紙
前日に発売される (スポーツ新聞でも東スポなどは前日に購入できます。)
厩舎情報、調教情報につよい。
平場のレースの情報量も豊富
データの蓄積が膨大
厩舎、騎手とのパイプが太い
数紙買って比較検討しているファンとずっと一紙を読み続ける固定ファンがいる
スポーツ新聞
「特別クラス」以上のレースなら専門紙にまけない
値段が安い
前売りオッズがのっている。ヒシミラクルの異常オッズもキャッチしていました。
「追い切り」情報を翌日に速報できる
有名人のコラムなどの企画物が充実
36レースの中からより自分にあったレースを見つけることが、中級者以上の人が勝ち組に回るための必要十分条件ですから、前日検討をしないことには追いつきません。時間的・対応レース数のことを考えると専門紙の方がよいでしょう。
・競馬専門紙の紹介
| 1馬 |
馬三郎に次いで36場全開催対応で400円と10円安い料金設定。本紙庄司がレース予想をA.B.Cで表記。4角位置取り表記あるも情報抜けあり。ほとんどがB評価でA評価のレースは少ないですが中々の的中率です。
庄司、石井、佐藤などが知られています。
セイコー馬券アカデミーでは佐藤直文、武井友彦等の厳選講師陣が、新聞発行後に枠順や人気などを考慮してもう一度練り直した予想を公開しています。
見所・・・ 『セイコー馬券教室』『注目馬』『図解作戦』『SK穴作戦』『最終情報』『人気ジョッキー強気と弱気』『調教タイム 今週の馬場目安』
| 馬 |
http://www.ipl.jp/uma/Default.aspx
井崎脩五郎、丹下日出夫が知られています。
見所・・・ 『井崎の法則』『本紙・特選』
| 馬三郎 |
http://premium.mag2.com/ P0000149
http://home3.highway.ne.jp/champ/
一番初めに36場全開催対応にし400円と10円安い料金設定。はじめのころは大きなミスもありましたが、最近は安定感のある情報を提供してくれています。ただ、細かい数字が新聞上で食い違っていることがあるので、問い合わせる必要が必要なときもあります。2歳本紙担当竹原、3歳以上本紙担当芦刈が予想を自信度A.B.Cで表記。A評価もよく登場し、芦刈の予想は年間で100%近い回収率で、5日連続で回収率が100%を超えることもある。
見所・・・ 『SUPER INDEX』『競馬場騎乗トップ5ジョッキー今日の騎乗馬』『今日の出走馬コース別追い切り 一番時計』『記者厳選この馬で勝負』『今週の調教コース』『コレクト指数 3連複の法則』
| 勝馬 |
http://www.kachiuma.co.jp/
TMはじめ個人の予想欄が多い。馬柱欄には4角での位置取りを表記。
二宮徳明、片野昌一、野口誠、遠藤政通が知られています。
見所・・・ 『取材最前線TM鑑定団』『ベスト調教馬』『坂路の得選馬』『関西馬ホットライン』
競馬エイト 「攻めの吉田」「ヒロシノ冒険」攻めの吉田をはじめ、フジテレビ・GALLOPで馴染みの予想陣を揃え初心者向き。松本ヒロシ 吉田 均 サンケイスポーツとの関連もある
| 競馬研究 |
本紙が予想を自信度A.B.Cで表記。さらに、うまやの話でコンメト内容の精神状態を◎、○、△で表記。
松沢俊夫、及川勉、池田勇孝が知られています。
見所・・・ 『前日追い変わり身診断』『最終チェック直前情報』『勝利へのアプローチ』『厩舎別出走馬一覧』『TMネットワーク今日の注目馬』
| 競馬ブック |
http://www.keibabook.co.jp/homepage/
馬柱で4角の位置取りと過去のレースごとにおける予想印を表記。人気と予想印から今回が楽になるのか厳しくなるのか予想ができます。前回まで△の印だったのが、今回◎になっていればメンバーが楽にったと考えられますね。変形タブロイド判で折りたためばポケットにも入れられるので、競馬通には好評。週刊競馬ブックも発行していて、レース後の騎手コメント等が事後研究にも使え、これ一冊に土日の出馬表も全部載っているので、レースを毎週やらない人にはありがたい存在です。また、競馬道On lineはこの競馬ブックが情報提供しています。
松本憲二が知られています。
見所・・・ 『スタッフ予想とコンピュータファクター分析』『V作戦』『リーディング上位騎手』『直前変わり身診断』『朝駆けナマナマ情報』
ダービーニュース 阿部一俊 「リーディングジョッキー今日の騎乗馬」
| 日刊競馬 |
http://www1.sphere.ne.jp/nikkeiba/
TMの自信度によって黒◎あり。また、調教欄のA評価は高い信頼感より西田式スピード指数ファンに支持を得ている。
柏木集保、飯田正美、宮崎秀一が知られています。
見所・・・ 『スタッフ予想とコンピュータファクター分析』『V作戦』『リーディング上位騎手』『直前変わり身診断』『朝駆けナマナマ情報』
『調教一番時計』『朝ナマリポート』『厩舎別今日の出走馬』『関西馬診断』
競馬ダービー
橘秀明 「石川吉行の真剣勝負のるか、そるか」
http://www.derby.co.jp/keiba/
競友
「ダイヤモンド作戦」
競馬ファン
川口大樹
http://www.nifty.com/keibafan/fan/
競馬ニホン
辻俊典 「記者予想総合人気指数」
http://www.keibanihon.co.jp/
競馬エース
http://www.nifty.com/keibafan/ace/
競馬キンキ
田中正信 「トラックマン7人の推奨馬コーナー」
競馬ニュース
重久大明
ケイシュウNEWS
2001年に休刊
http://www2u.biglobe.ne.jp/~banana/school/uma/umauma.htm
http://allabout.co.jp/entertainment/horserace/
http://www.f8.dion.ne.jp/~fastree/howto.htm
・競馬新聞を読み解く作法その1
今では様々な情報をパソコンデータで読むことができますが、ちょっと待った!!!わからない英単語があったりすると電子辞書でスペルを打ち込むとあっという間に解決できちゃいますが、私はどちらかというとアナログをお勧めします。確かに時間的な効率は機械に負けてしまいますが、辞書を自分の手で引くと関係ないことまで目に飛び込んできます。
ここに実は機械にない効用があるんです。だから、私はパソコンで競馬データを分析しますが、必ず競馬新聞にも目を通していますよ。また、その週のレースの馬券を買う買わないは別にして、毎週欠かさずに競馬新聞を買ってストックしておくことをおすすめします。その週のレースには役に立たない情報の収集や検討でも、後になって助けになるということはよくあることですから。
・サラブレットの一週間
| 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | |
| 土曜日出走馬 | 休み | 軽めの調教 | 追い切り | 軽めの調教 | 軽めの前日追い | 朝追いを経て出走 | |
| 日曜日出走馬 | 休み | 軽めの調教 | 軽めの調教 | 追い切り | 軽めの調教 | 軽めの前日追い | 朝追いを経て出走 |
すべての競走馬は状態や出走するレースの予定によって、それぞれ異なったメニューで調教されます。TM(トラックマン)が取材する主な調教は、毎週水曜日と木曜日早朝に行う「追い切り」です。通常、その週の土曜日に出走する馬は、水曜日に追い切がを行い、日曜日に出走する競走馬は、木曜日に追い切りを行います。
そういっても、調教はこの2日間だけ実施されるわけではなく、最終の追い切りで手応えがイマイチだった競走馬は、レース当日の早朝に「朝追い」を行う場合もあります。トレセン内では月曜日を除いて、毎日なんらかの調教が行われているので、TMは分担しながら、これらの調教をチェックしています。
時計班のTMは調教タイムを計測するのが主な仕事ですが、想像以上にハードな仕事です。時計班は、現在どの競走馬が走っているのかを敏速に判断しながら、計測はストップウォッチを手作業で押し続けます。ただし、坂路コースの場合のみ馬のゼッケンにバーコードをつけて自動計測され、JRAが「追い切りタイム」を公表してくれます。
調教は厩舎の方針で内容が異なります。ダートコース、坂路、ウッドチップといった調教コースの選択も、競走馬の調子や仕上がり具合などで変わってきます。
走破タイムを計測する「追い切り」では、一頭だけで走らせる「単走」と、2頭以上で他馬を意識させながら走らせる「併せ馬」の2タイプがあります。
また、追う強さも、馬任せに走らせる「馬なり」と、適度に気合をつける「強め」、ムチを入れて目一杯に追う「一杯」があります。
調教欄に記載されるタイムは新聞によって微妙に異なっている場合や美浦のトレセンでは、モヤが発生しやすい場所にあるので、視界不良で計測できないこともあります。それ以外の理由でも計測できないことが最近ありました。
想定班のスタッフは、厩舎を回って調教師や調教助手などから情報を収集してくれますが、いつ訪問しても話が聞きだせるというわけではりません。調教中はだめですし、わずかな空き時間に各新聞社のスタッフがいっせいに押しかけるのも非常に迷惑をかけることですから、何紙かの記者が代表でコメントをもらい、他紙と情報交換しながら取材を進めているようです。
そのため、どの新聞を見てもコメントの内容にそれほど違いはなく独占スクープはないように感じます。しかし、人間同士の付き合いから、特定の記者と中のいい調教師、助手、厩務員や騎手がこっそり顔見知りの記者に本音を洩らし、核心に触れたコメントを提供してくれる場合もあり、独占情報が発生します。例えばあの騎手にはA記者が強いとか、この厩舎にはB記者が強力なパイプを持っているとかです。そうとは言っても、他紙との関係を考慮して、そっと胸の内にしまってしまうことがほとんどです。しかし、微妙にニュアンスを変えてコメントを書いている人もいます。
出走表の馬名の下の欄にTM予想と本紙予想が載る欄が設けられています。ここで、予想を行っているTMはその新聞を代表するTMですね。そのTMの苗字の横に南とか北とか丸で囲まれていると思います。これで担当しているトレーニングセンターがわかります。当然美浦トレセンの南を担当しているTMは南の厩舎に詳しいはずですから、担当しているトレセンの厩舎の印は、馬の調子や気配を知る上で非常に参考になります。
そのため、一部の馬に人気が集中しているようなレースで、一人のTMだけが担当しているトレセンの競走馬に孤高の◎を打っているなら、他のマイナス材料を打ちけすだけ調教内容が良かった判断できます。もちろん、好走するとは限りませんが・・・。
とはいいつつも、出走する競走馬の調教師、厩務員や騎手といった関係者のコメントはほとんどの競馬ファンは信用していません。一週間大変なスケジュールで仕事した結果の集大成でもあるにも関わらず・・・。
レース前というのは、関係者はまず本音を明かさないもので、ある騎手の談話が強気だったときはその馬ははずしていいが、泣きがはいったときは要注意というような、競馬通でないとわからないような部分が沢山隠されているし、レースに負けた後で「じつは前脚に炎症を起こしていたんだ」といった具合に、はじめてほんとうのことを話してくれるという、ケースもあります。
巷でいわれるようなことはこの他に
今度は勝てるというのは信用しない
おもしろいレースが出来そうだというコメントのときは、そのレースはダメでも2、3回あとのレースではくる場合が多いとか
今回のレースを使った後で、しばらく休養させるというときは、もうそのレースでもバテ気味で期待できない
人気馬にマイナスコメントがあったら避けたほうが無難
などです。
競走馬の中には、ほとんど休みなしでレースに出馬したり、ときどき長期の休みをとって再出馬してくる競走馬もいます。休養をとる理由は、競走馬によって様々です。厩舎側が、その馬の一年間のレーススケジュールを立て、それに従って数ヶ月間レースを離れることもあれば、疲労や故障といった原因で、やむなく戦列を離脱するケースもあります。
長期休養を明けて、再出場してくる馬は、ファンも調子が読み切れないこともあり人気薄によくなります。しかし、『鉄砲』と呼ばれる、休養明け一戦目に大勝する例もよくあるように、かならずしも休養明けはマイナス材料とばかりとはいえません。
休養明けの競走馬の状態を知るひとつの目安は、レース前の調教です。調教で併せ馬でビッシリ追い切っているようなら、期待できます。『力を出し切れる状態』『好仕上がり』といったコメントが参考になると思います。よほどの自信がない限り、休養明けはおとなしいコメントが多いものです。不安のある競走馬ならそんな無茶は決してしません。軽い調教ですませた場合、気性面でもふだんから気合の抜けたような競走馬は避けたほうが無難です。また、怪我が元で長期休養した競走馬も割引が必要です。体調は万全でも怪我をしたときを思い出して、力を出し切らないこともよくあるケースです。